2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧
こういう本が平積みになっていると、購買欲をそそられる。 読み終わってから気づいたが、20年も前からちくま文庫に入っており、かなり長く読み継がれてきたようだ。まるで古さを感じない。それほど、普遍的なことを言っている本なのだと思う。 技術開発でも…
新書にふさわしい分かりやすさと使いやすさ。もちろん、わかりやすければいいというものではないし、わかりやすさを売りにしてただたくさんの人が飛びついてくれればいい、というような本がまともなものではないことはよくわかっている。でも、この本の分か…
『世間知らずじゃ、勤まらない人へ。』というキャッチコピーで創刊した朝日新書の一冊。 『軍事について正しい知識を持てば、戦争賛美などできなくなる(p21)』という考え方にも、反戦の立場から軍事論を語るというスタンスにも共感できるし面白いと思う。…
昨年話題の本作をいまさらDVDで観賞。兄弟の話であること以外はほとんどわからず見たが、これは面白い!見終わってから、このタイトルがうまいことつけられていることを感じる。 オダギリジョー(弟)と香川照之(兄)、二人とその周囲の人間の会話と、二…
伝統ある靴製造工場のダメ息子が、つぶれそうな工場を守るため奮闘する、実にイギリスらしい映画。この映画を見ていてうまいなぁと思ったのは、なんたって、この主人公が実にダメそうな雰囲気を出しているところだ。主人公のくせに、かっこいいところがあま…
博物学者、菌類学者、民俗学者。菌類学者としては動物の特徴と植物の特徴を併せ持つ粘菌の研究で知られている。…歩くエンサイクロペディア(百科事典)と呼ばれ、彼の言動や性格が奇抜で人並み外れたものであるため、後世に数々の逸話を残している。 南方熊…
実は彼女の作品は読んだことがない。今度読んでみよう。あちこちのブログで「セレブだなぁ」という感想があったが、ぼくは特に手の届かないゴージャスさだ、とは思わなかった。継続して仕事をしているものの芯の強さのようなものは見えたけど、その生活ぶり…
お台場の日本科学未来館にあるプラネタリウム”MEGASTAR-II cosmos”。ここで現在開催しているプログラム「暗やみの色」が3月中で終了し、そのクロージングイベントが開かれるということでお台場まで行ってきた。 プラネタリウムと、プログラム「暗やみの色」…
フリーペーパー、R25の連載をまとめた本の続編。前の本をネタで持っている職場の後輩がおり、続編が出たとのことで気になっていたもの。 愛すべきアホらしさである。実践できるものもないではないが、ほとんどはネタに近いテクニックが披露されていて、今…
味と切れのあるエッセイが冴える作家、小林信彦さんが、自身が一番好きだった落語について語る。 この本が書かれた最大の動機は、他のエッセイでも触れられているが、古今亭志ん朝さんの死(2001年)だ。その親であり、昭和最大の名人である古今亭志ん生…