2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

手塚眞「父・手塚治虫の素顔 (新潮文庫)」

実際に読んだのは2年以上前。子どもができて今、あらためてぱらぱらとめくると、仕事が大好きな人間が、どうやって自分の子どもと向き合うか、ということについて考えさせられる。 本当に忙しい時、父は家族の前に滅多に姿を現しません。まるで天然記念物の…

木村俊介「「調べる」論 しつこさで壁を破った20人 (NHK出版新書)」

インタビュアーの達した一つの結論として、これほど「話を聞くこと」「話をすること」の面白さに迫ったものはないかもしれないと思った著者の言葉から。 「相当な大物であっても、話が目の前の人にも興味深いものかどうかと不安を感じがちである」(p268) …