ドストエフスキー「罪と罰〈下〉 (岩波文庫)」

だらだらと時間をかけながらも読破。
これまた精神に負荷のかかる読書であった。しかし、途中で退屈に思うことはまったくなかった。ずーっと面白いぞ、面白いぞ、と思いながら読んでいた。
本読みを自称しながら、名作だのと呼ばれるものは面白くないものだ、自分にはあわない、なんて思っていたようなところがある。また、実際読み始めてみて途中で止めたことも一度ではない。しかし、ようやくこの年になって、自分の年齢がそういうものを読んで面白いと思えるようになってきたのだな、と実感する。遅かろうといいのだ。読みたいときが読みどきなのだ。
次はどうしようか。せっかくなのでこのまま一通りドストエフスキーをやっつけてしまおうかな。