快適スイミング研究会「ゼロからの快適スイミング ゆっくり長く泳ぎたい! (GAKKEN SPORTS BOOKS)」

週一でコンスタントに泳ぎ始めて半年くらいになる。
だいぶ楽に距離を伸ばせるようになってきたと思うが、すごいひとはすごいもので、周りを見渡すと、1キロでも2キロでも楽そうに泳ぎ続けている人が必ずいるのである。うらやましい。
ということで、少し自分の泳ぎ方について考えてみた。
この本は、速く泳ぐための「競泳」ではなく、フィットネスの一環としての「水泳」を楽しむためにはどのような泳ぎ方がよいか、クロールについて詳しく解説している。
これが目からウロコであった。身体をローリングさせない、キックは回数を少なく打ち、手は前で揃うまで待つ。2本のレール上をまっすぐラインを作って泳ぐ。タメをしっかり作り、身体の重心を前側に置くことなども、心がけたい。
これらは、ゆっくり泳ぐ時には自然にできていることもあるのだろうが、意識するだけでかなり楽に泳げそうなコツがしっかり書かれている。シンプルで基本に忠実に泳ぐことが、一番楽に泳ぐコツだった。知ってみればもっともだが、それをきちんと心がけるのは、難しい。
手を前で揃えるような、ゆっくり長く泳げるような泳法は、かのイアン・ソープが採用していたなど、競泳の世界でも先進的なテクニックであるらしい。なるほど。