「クライマーズ・ハイ [Blu-ray]」

お正月映画特集第二弾。85年の日航機墜落において、群馬県の地方新聞社が、彼らにしかできない報道をプライドをかけて追い求める。ほとんどどういう話かを知らなくて見たが、思っていたよりも室内劇、という要素が大きかった。大きな山場があるのかと思いきや、緊張感を漂わせながら、しかし淡々と事態は進む。組織と個人というテーマを据えつつ、報道の仕方を巡って争う新聞社内での会話のやりとりが非常に楽しかった。主人公と息子の関係が消化不良だったり、もう少し違う魅せ方でもよかったのでは、と思わないでもなかったが、男臭い映画でとても面白かった。本で読むともう少し違うのかもしれない。