2010-06-10から1日間の記事一覧

大原富枝「彼もまた神の愛でし子か―洲之内徹の生涯 (ウェッジ文庫)」

美術エッセイで名を馳せた洲之内徹という男の生涯を、彼の若き日からの文学の友人であった著者が描く評伝。 美術エッセイに足を踏み出す前の小説や、戦前の運動家・軍の班員としての活動、さらには周囲の人間との関係、特に『救いようのない地獄があった(p1…