2009-07-07から1日間の記事一覧

森見登美彦「きつねのはなし (新潮文庫)」

「夜は短し歩けよ乙女」とはまた違う雰囲気の、少々おどろおどろしい京都が味わえる短編集(帯には「奇譚集」とある)。 キャラクター造形の巧みな噺家さんが、古典落語の怪談噺を一席語っているような感じ。そういう噺によくあるように、親しみのある仲間の…