2008-07-02から1日間の記事一覧

中沢新一「森のバロック (講談社学術文庫)」

明治から昭和にかけて、世界を飛び回ったのち、和歌山の森で生物学や民俗学について深く独自の思索を繰り広げた南方熊楠。彼の生きた19世紀末から20世紀初頭の学問の潮流を解説しつつ、彼の学問の先端性を示す。人との接触が少なかった彼だからこそ見通せた…